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思春期の終わり

  6月に母校である開成高校に呼ばれて、在校生向けのオンラインで講演を行いました。テーマは「将来のキャリアに向けての人生訓」。40分くらい話をした後、30分程度、開成の同期である校長先生を交えて質疑応答をしました。

 この講演の準備として、自分が中学や高校時代に何をやっていたのか、必死に考えてみました。すると、意外に思い出せることが多く、当時読んでいた本が急に読みたくなって、古本を取り寄せたりもしました。

 中高時代の私はなかなかの多読家でした。中学生の時は、坊主刈りだったこともあって、あまり外に遊びに出かけることもなく、学校から帰ると家で勉強するという、内向的な生活を送っていました。読書習慣が身についたのは、国語の先生が独自に必読書100冊を選んで、生徒に読ませていたことが一因です。さらに毎回の国語の授業で、新聞の社説を5行に要約して提出しなくてはなりませんでした。そうやって読んだり書いたりしていると、国語の実力はつくものです。予習復習を真面目にやっていたので、中学3年生のときはクラスでも1~2番の成績をとれていました。 

 ところが、高校生になると、そんな生活が一変します。髪の毛を肩まで伸ばし、クラブを3つかけもちし、生徒会の役員や文化祭準備委員をやるなど、突然、外交的な生活を送り始めました。おそらく思春期が終わったのでしょう。成績はどんどん落ち、親としては面白くなかったと思いますが、私自身としては、とても楽しい高校生活を送りました。

 

 

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