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AIアシスタントの実力のほどは?

技術進化のスピードについていくのは大変ですが、新しいものは早め早めに取り入れて、試してみるのが大切だと、私は思っています。触ってみると、こんなものだなということがわかってくるからです。このため、私の役宅には、アマゾンが開発したAIアシスタント「Alexa」の端末を設置しています。AIとはどんなものかを知りたかったので、時間があると、いろいろと話しかけるようにしています。

AIというと、何でも聞いたら答えてくれるような印象がありますが、実際はそんなことはありません。「明日、天気なら何しようか?」と言うと、「明日の天気は〇〇です」しか答えてくれてくれません。全体的に機会が質問を理解しないと「すみません。もう少し勉強します」と言われてしまうことが多いのです。

その一方で、ウィキペディアにつながっているので、「1957年に生まれた○○さんのことを教えて」というと、すらすら応えます。詳しいものは非常に詳しいので、百科事典として使うには最適です。おそらく、クイズで優勝したAIはクイズに出そうな知識だけを何百万件とインプットされ、アルファ碁も碁の知識だけにものすごく精通しているというように、かなり偏った形になっているのだろうと思います。

学習機能があるのでAIアシスタントは今後、もっと進化していくと思いますが、それと同時に、問いかける側が、目的を明確にすればするほど、答えられる範囲も広がるはずです。デジタル活用では、目的が絞り込まれていればいるほど、成果も明確になります。デジタル・トランスフォーメーションも結局のところ、何のためにデジタルなのかという目的が問われてくるのだと思います。

 

 

 

Posted in: ヘッドハンターの独り言